相続で揉める人・揉めない人

揉める人と揉めない人の差は?

親族関係の良好さ遺言書の内容相続人の数によって異なってきます。家族や親族間の信頼や理解が深いと、お互いの意見交換がスムーズに行われて相手の気持ちを尊重しやすくなる為に、遺産相続の話も円滑に進みやすくなります。逆に家族や親族間の関係が悪い場合は、感情面での対立することもあり遺産相続が揉める原因ともなります。

遺言書の内容で揉める

そもそも遺言書が無い場合は、相続人それぞれが自分の取り分や主張をするケースが多いので、争いが起こることが多いようです。また例えば長男だけに相続分が多い場合などは、他の相続人からからの納得を得られないことが多いようです。相続人の数が多いと手続きも煩雑になり、感情的な対立も起こりやすく遺産相続で揉める可能性が高まります。

相続で揉める具体例

・被相続人(亡くなった人)の財産管理をしていた相続人が一人だけで、他の相続人の理解が得られない。
・親の介護負担が身体的にも金銭的に平等ではなかった為に兄弟姉妹の間に感情的な対立が生じている。
・生前に1人だけマイホーム購入資金援助などの多額の贈与を貰っていた。
・そもそも日頃から相続人同士の関係が疎遠または仲が良くない。
・想定外の相続人が現れた。相続人達が知らなかった認知された婚外子が存在したケースなど。

スムーズで感情的なしこりの無い遺産相続する為には?

遺産相続で揉めない為には、被相続人(例:親)と相続人(例:子)が日頃からコミュニケーションを取りあいながら、遺言書を作成しておくことが大切だと思います。被相続人がどんな思いで遺言書を書いたのかを付記しておく「付言事項」を残しておく方法も相続人間の感情的な対立を和らげる有効な方法です。また被相続人の病気や痴呆などの環境の変化によっては、任意後見制度家族信託などの制度を活用することや遺言書の見直しや書き換えなども大切になってきます。遺言書の作成支援は、あなたの街の身近な相談者の行政書士にご相談下さい。

行政書士 辻賢一事務所」  特定行政書士・マンション管理士 辻賢一