個人事業主・フリーランスの皆様へ

給付金

コロナ禍が収まりをみせているとはいえ、個人事業主・フリーランスの皆様には資金繰りの面でも厳しい状況が続いています。使い途が限られずに返す義務の無い持続化給付金などの「給付金」は、大変ありがたい制度でしたが、2024年2月現在で個人事業主・フリーランスの皆様向けの給付金はありません。そもそものお話になってしまいますが、個人事業主・フリーランスの皆様向けの支援制度としては給付金補助金助成金減免免除支払猶予貸付などの種類があります。給付金は申請が通ればお金が給付され使い途も限定が少なく嬉しい制度と言えるでしょう。

補助金・助成金

補助金や助成金は現金が給付される事では給付金と同じですが、申請対象となる使い途が限定されている。投入した資金の一定割合を補助するなどで自由に使える資金とならない点が給付金との違いです。ただし持続化給付金の時のような収入が減っていることなどの要件はなく対象の金額も給付金より多いケースがありますので事業推進の目的で使えるのはメリットです。

減免・免除・支払いの猶予

納付が義務付けられている税金や保険料、年金支払いの減免や免除、支払いの猶予も支援策の一つと言えるでしょう。この制度は現金が給付される訳ではないですが、資金繰りなどが厳しい状況では負担を減らす支えにはなります。しかし収入が減っていることが条件となりますし、完全な免除はかなり少なく、将来的には支払わなければならないケースがあります。国民年金や保険料のケースは全額納付した場合に比べて貰える受給額が減ってしまうこともありますので要注意です。

貸付

個人事業主・フリーランスの皆様は会社勤めの方と比べると年収の推移が確定しにくい為に借入が難しいとよく言われています。ただコロナ禍の影響もあり融資の基準は広くなっていると思います。こちらも収入が減っている事などが条件になっているケースも多く事業拡大のための資金に回すことが難しい状況です。また借入金であることに変わりはありませんので、返済計画が立たないと行き詰ってしまうことになります。公的貸付金は利息が安く抑えられていますので必要性を考えて計画的な借入を検討されると良いと思います。

個人事業主・フリーランスの皆様向けの補助金・助成金7選

法人・事業者様まで含めてしまうと数がかなり多くなってしまうので、個人事業主・フリーランスの皆様向けの制度に限定します。(2024年2月現在)1.小規模事業者持続化補助金2.事業再構築補助金3.IT導入補助金4.ものづくり補助金5.業務改善助成金6.人材開発助成金7.キャリアアップ助成金。各々については次回以降にシリーズ化して述べたいと思います。その他にも都道府県や市町村からの支援金制度もあります。個人事業主・フリーランスの皆様はメインの業務の他、経営戦略や資金繰り、今はまさに確定申告の時期と日々多忙な生活を送られていると思います。補助金や助成金の制度の検討や申請の手続きなど、とても手が回らない状態だと思います。当事務所では、ご依頼があった個人事業主・フリーランスの皆様のお話を傾聴して、適した制度の提案から申請代行まで行っています。申請が通らなかった場合は印紙などの実費を除いて報酬の料金は頂いていませんので、安心してお問い合わせ下さい。

行政書士 辻賢一事務所