マンションでの駐車場トラブル

日常的に起きる駐車場トラブル

マンション内の駐車場トラブルも管理組合様にとって、いつも理事会等で議題に挙がる問題の一つです。多くのマンションでは、住民の皆さんの車の所有台数に対してマンション内の駐車場の保有台数が足りていません。その為に色んな取り決めを各マンション管理組合でされているのですが、周知の不足や住民の皆さんの認識不足から、空いているからと他の住民の方の駐車スペースに勝手に駐車する。指定された区画外に停める。歩道スペース等に長時間駐車する等、様々な不満やトラブルが発生しています。解決策として

駐車場トラブル発生を少なくするには

①駐車場の管理ルールを改善して周知を図る。駐車の止め方、停車時間、移動方法のルールをマンションの実情に合わせて改善作成する。駐車場内に標識の設置や車の位置指定を分かりやすく表示する。利用者全員に掲示板への掲示や各戸配布を繰り返し行い、ルールを周知させる。
②駐車場の会計は別途会計とし、駐車場の維持管理費、駐車内の標識設置や分かり易い案内看板の設置費の支出費等を総会などで会計報告を行い、マンションの敷地外に駐車場を借りている住民への不公平感を少なくするように努める。収容台数に対して、駐車可の登録台数を抑えたり、住んでる方の優先や大きさや台数制限を設けることも有効な方法です。
③監視体制の見える化を図る。駐車場内に防犯カメラを複数台設置する。またトラブルが起きた時、当事者間任せにしないで管理会社が仲介し誠実に迅速な対応を行うことで、当事者間の気持ちのわだかまりを持ち越さない感情的トラブルも防止できます。管理組合様も駐車場ルールの周知を繰り返し行ったり、イベントの夏祭り等を開催することなど、住民間の適度なコミュニケーションを計ることでトラブル防止に繋がります。

連携が大切です。

具体的には、各マンションによって状況は異なります。マンション管理士など外部の専門家を活用して、そのマンションに最適な対策を検討することが必要です。外部のアドバイザー・管理会社・自治会・地元の警察と管理組合様が連携すること駐車場トラブルを少なくする為には大切なことです。

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行政書士・マンション管理士 辻賢一事務所