お金も場所もいらない簡単に出来る防犯トレーニング

事件や事故を具体的にイメージしてみる

日本は比較的に安全な国だと言われています。夜間でも塾通いの子供さんが一人でも歩けたり、深夜でも女性の方が一人でコンビニなどで買い物も出来たりします。ただ最近は道路上で車が暴走して歩行者に突っ込んだり、コンビニでも強盗事件が度々起こるなどの事故や事件も頻発しています。先ずは一番大切な防犯対策としては、意識の中に想定外の事件や事故は頻度としては少ないけれど現実に起こりえるものだと意識を持つだけでも起きた時の初動の動きが全く違って全く違った結果になります。例えば電車内の移動では、殆どのケースは世界一正確だと言われている日本では何事もなく決まった時間に目的の駅に到着します。しかし時には電車や設備機器の不具合や天候不良、人身事故あるいは急病人の発生や乗客間のトラブルなどで止まってしまう事も全くない訳ではありません。電車を降りてからの乗り継ぎや仕事の予定があったとしても、想定外のトラブルは皆無ではないと認識するだけでも少しは心と行動に余裕が生まれます。

トラブルをシミュレーションしてスマホで照合してみる

電車内で暇な時間がある時に、ゲーム感覚でこれから起こりえるトラブルをシミュレーションして、自分なりの行動や解決方法を考えてみるという防犯対策の手法があります。例えば電車内で近くに座っていた方が急に具合が悪くなられたら自分だったらどうするか?緊急通報ボタンの位置が何処にあるのか確認する。症状により応急処置等の対応策を考えてみる。やってもいない痴漢の疑いをかけられてしまった時の対応策を考えてみる。車内で刃物を持った暴漢が暴れだしたとして避難の方向や経路を考えてみる。この時に最も大切なこと「自分だったら、どう行動するか」という条件で考えてみるということです。人は性別・性格・体格・知識・経験値は様々で決して同じ条件ではないからです。シミュレーションしたらスマホのグーグルやヤフーなどの検索機能を使って照らし合わせを行って下さい。

スマホの検索結果は正解ではありません。自分自身で判断する

例えば「電車内 ナイフ男 どうする」とスマホで検索してみたとします。たくさんの検索結果が列記されることと思います。但しこの情報は玉石混交で良い情報も悪い情報も正に混ざり合って表示されてきますし、体格に恵まれなていない方や小さな子供さんに格闘技系の護身術など条件に全くそぐわないケースも表示されます。あくまでも自分自身の条件を考えて何が一番なのか最良の方法なのか取捨選択して、自分自身で判断することが大切なのです。このゲーム感覚の防犯意識トレーニングをやっておくのとやってないでは、実際に事件や事故が起きた時に雲泥の差が出ることになります。スポーツの世界でもイメージトレーニングの大切さが最近では重要視されています。イメージ出来ないことは実行出来ないのです。電車での移動中など時間潰しのゲーム感覚で構いませんから行ってみて下さい。不幸にも事件や事故が起きてしまった時、あなたの初動があなた自身を守るだけではなく、たまたま周りに居合わせた人達の尊い人命を救うケースすら出て来ます。 防犯講座については基本的に交通費実費のみで行っています。お気軽にお問い合わせ下さい。

行政書士 辻賢一事務所